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オシャレか健康か

長年、建築カラーの仕事に携わってきた中で

ひそかに葛藤を抱えていたことがあります。

おしゃれでトレンドを押さえた建材と、

心身ともに健康な住宅は決してイコール

にはなっていないと気づいてしまったことです。

オシャレか健康か

綺麗にプリントされたビニールクロス(壁紙)は色合いも美しく、種類も豊富で実際にカラーコーディネートをした展示場のモデルハウスの現場は素敵に仕上がっています。フローリングも最近は印刷技術が劇的に良くなり、リアルな木材と見間違うようなものや、実際の木材では出せない色みのものなど種類も豊富になりました。

 

ですが、本当に健康的に暮らせるのか?という点では疑問が残ります。
誰しも見える影響には反応しますが、見えない影響は考えないことがほとんどです。
「何を選ぶか」は個人の自由ですが、「知ってた」と「知らなかった」は結果が違います。

 

例えば、天然の木そのものの「無垢フローリング」と天然要素を取り入れた加工木材の「複合フローリング」
写真では本物か偽物か区別がつかない床材でも、身体に与える影響は大きく違います。

複合フローリングも挽き板や突き板は本物の木材を薄くスライスしたものを表面に貼りつけて作られますが、その数ミリ下は接着剤です。またその下の基材と呼ばれる材料も接着圧縮されていて硬質です。

 

一方、無垢材は木そのものですから、木の繊維の中の隙間で吸排湿したり、自然の素材ならではの肌あたりの良さ、柔らかいので足腰への負担も軽減される、木の芳香効果、静電気が起こりにくいなどがあります。

 

現在の住宅は、スマホ、PC、WiFi、家電など電気に囲まれた生活を送っていながら、川や海、土などと直接身体が触れる機会も少なく、身体に電気を溜めやすい状態になっています。体は電子の力で動いているので、身体に電気が溜まるとスムーズに細胞が働けなくなり、不調が起こりやすく、

 

 


材、施工は簡単でコストもかからず納期も読める。

綺麗で便利でリーズナブルですが、住まう人の健康面を考えると苦しい建材です。

無垢フローリングと複合フローリングでは身体にかかる負担が違いますし、ビニールクロスで覆われた室内は呼吸が出来ず息苦しい。昨日、今日で変化がわかるなら誰しも気づきますが、人は環境に慣れる生き物なので少しずつ影響を受けていると気づかない人が多いのです。なんとなく調子が悪いのは年齢のせいかも?とか、疲れてるのかも?と見過ごしてしまいがち。

自宅に帰った際、森林浴に行った時のように深呼吸しますか?

おそらくそうではないと思います。実際にクロス屋さんや印刷業の方にがんが多いこともあまり知られていない現実です。最近は健康的な建材を求め、漆喰や珪素土など使った壁もブームですが、漆喰はそもそも外壁に使うものですし、これらの室内用建材も特に明確な基準はなく、メーカーに委ねられている部分も多く、本来の素材とは違っていて思うような効果が得られていないこともあまり知られていません。

 

 

「知っている」と「知らなかった」は大きく違うのです。

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